公認会計士試験合格と監査法人への内定

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11月15日に令和元年公認会計士試験の合格発表がありました。

無事に合格していました!

そして監査法人から内定ももらったのでようやくひと段落という感じです。

運命の合格発表

さて私は昨年の論文式試験不合格を味わいました。

今年の論文式試験の手応えはまあまああったため、

「おそらく大丈夫だろう」という気持ちで合格発表まで過ごしてきました。

 

しかし、やはり緊張しますね。午前10時にWEB上で合格者の受験番号が一斉に発表されるのですが、9時頃からそわそわしてきました。

 

「合格していたら内定承諾書を書きに監査法人に行かないといけないから、

先にスーツに着替えたり身支度したほうがいいか?」

「でも落ちていたら、ショックを受けながら一度着たスーツを脱ぐのは嫌だな…」

そんなことを考えながら結局、髪の毛のセットだけして待つことにしました。

  

「もし万が一今年も落ちていたら…」

昨年の不合格の記憶がどうしても頭の隅に残っていました。

落ちていたら、応援してくれた周りの人になんと言おうか…

妻、兄弟、義両親、両親、受験仲間…

結局答えは出ませんでした。

 

そして自分自身が「不合格」を再度突きつけられた時、

どういう感情になるのかさえ想像できませんでした。

 

9時58分に緊張がピークに達したため、トイレに行きました。

外界との関係を切って自分だけの空間で気持ちを落ち着かせたかったのです。

 

「10時になったら立ち上がろう、そして書斎のPCで結果を見よう」

と一人で考えていました。

 

そして、スマホの時計が10:00を表示したのを確認して便座を立ち上がりました。

書斎に移動しながら、

「今頃、金融庁掲示板前では歓喜の声が上がっているのかな」

「受験仲間は今頃ガッツポーズをしているかな」

とか考えていました。

 

そして書斎の椅子に座って一呼吸置いた後、合格者一覧のPDFファイルをクリックしました。

 

・・・

・・・

・・・

・・・

あった!!!!

 

「よしっ!」と手を叩いてを握りしめました。

 

「良かった」

「今までの勉強が報われた」

「やっと終わった」

という気持ちになって、

・・・

・・・

ブッダ先生、恥ずかしながらが出てきました。

試験の成績は?

後日、合格証書とともに本試験の成績表が郵送されてきました。

以前、「手応えの記事」を書きましたが、

 

buddhasennsei.hatenablog.com

その手応えと成績を照らし合わせてみたいと思います。

成績表がこちらです。

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この得点率というのが偏差値の事で、

論文式試験は「総合」の偏差値が52以上で合格となります。

監査論

手応え:50  結果:51.80

一番手応えのなかった監査論。手応え通り全科目の中で一番偏差値が低かったです。

最悪、50切るかもと思っていたのですが耐えてくれました。 

租税法

手応え:50~52  結果:55.10

手応えよりも良かったですね。やはり租税法は論文から追加される科目なので、論文1回目の受験生とは勉強時間において絶対的なアドバンテージがあります。勉強量が手応え以上に成績に反映された感じでしょうか。 

会計学

手応え:52~55  結果:56.60

健闘してくれました。一番配点の大きい会計学でこの結果を出せたのは嬉しい。

基本的な計算を取り切れたことが最大の勝因だと思います。

企業法

手応え:56以上  結果:61.45

大健闘してくれました。知っている論点が出て本当にラッキーでした。

1年目の勉強スタイルを反省し、

「知識のムラを無くすこと」「広く浅く勉強すること」「高速回転すること」

を意識したのが結果に現れてくれたと思います。

ちなみに、昨年の企業法の偏差値は41.85でした。

それと比較すれば大躍進です!

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昨年不合格時の成績表
総括して

全科目トータルの偏差値は56.35という結果になりました。

論文受験者:3,792名

論文合格者:1,337名

ですから、私の511位という順位はとてもできすぎた結果となりました。

盛大なご褒美をもらったような気分で嬉しいです。 

どこで働くのか?

合格発表と同時に監査法人から内定ももらいました。

なので、来年の2月から監査法人の正職員として勤務することになります。

私は名古屋事務所なので、一般監査からIPO、金融まで幅広く経験することになりそうです。経験豊富な会計士になりたいと思います。

まとめ

受験期間のゴールに到達したとともに、

会計士人生のスタートを切りました。

 

謙虚さ素直さを忘れず、

自分らしく一人前の会計士になっていきたいと思います。