令和元年公認会計士試験受けてきました!

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公認会計士試験受けてきました。

今年で二度目の論文式。(昨年の試験は不合格でした)

何度受けてもやはり緊張しますね。試験開始前は腕が震える・・・

神経をすり減らした3日間でした。。。

ただ、昨年のような地獄の3日間ではなく、手応えを感じた部分もあるので

少し安心しています。

記録がてら試験の所感を簡単に書いておこうと思います。

監査論

あまり覚えていないというのが正直な感想。できたともできなかったとも言えないのがこの科目の特徴です。「作文大会」とよく言われ、偏差値50~52に母集団の分布が著しく集中する科目と言われています。

今回の試験で覚えているのは2点。

一つは、最初の問題の解答欄を間違えて焦ったこと。

もう一つは、後半の事例問題が難解で全然進まず、「このまま不合格になるのか?」という危機感を持ったこと。かなり焦った。

決して高得点は見込めない出来栄え。試査採用の根拠、監査固有の限界、確認の手続、RMMの識別でなんとか部分点をもぎ取り50は確保したいところ。

微妙、ちょっとまずいかなあという感じのスタートとなりました。 

租税法

理論が自信ない。自信持ってかけたのは半分もなかった気がする。理論で素点20点あれば良いかな問う手応え。理論で稼げないのは苦しい。計算は法人税は平易だったから割と自信持って解答できた。所得は集計系を除き部分点狙いで行った。消費はボリュームがおおく5箇所くらいしか埋めれなかった。手応え的には50~52。

1日目は低空飛行のまま終了・・・

会計学(午前)

鬼門の一つ、管理会計論。易化していて驚いた。

まず問題を見渡し、一番簡単そうで落とせないと判断した2-1原価管理から着手。とにかく按分計算を丁寧にやって何回も検算した。価値比率の理論はわからなかったから競争優位の源泉を見つけることに役立つとか適当に埋めておいた。

続いて、2-2設備投資の問題を見たが難問そうだったのでパス。1-1個別原価計算へ。平易であり計算部分(仕掛品勘定の作成・原価差異分析)はかっちりと固めれた。理論は論ずれした可能性あり。固定予算の問題点を書くべきところ、予算差異総額で原価効率を判断する問題点を書いてしまった。ただそこ以外はしっかりかけたので平均よりは上であると思う。

続いて1-2標準原価計算は計算よりも理論重視の構成だった。計算については仕損の安定発生?という多くの受験生が勉強すらしていない論点?が出題された。

よくわからなかったため、計算は第1問の材料費に含まれる仕損費だけもぎ取った。理論は原価計算基準からの出題で簡単だった。

最後に2-2設備投資の問題に戻り負債の構成比率だけは出せると思い一問だけもぎ取った。理論はIRR法の欠点2つが問われた。資本予算への運用上限界がある点と複数の内部利益率が算定される恐れがある点を書いたが、後者は題意に反するため半分しか点が来ないだろう。

 管理会計論単体では53~55の手応え。

苦手の管理でこの手応えは個人的にガッツポーズ!

会計学(午後) 

<第3問>

リースは最初からつまづいた。リース資産の取得価額がうまく算定できずこの後の工程がうまくいく算段が立たなかった。そのためなんとか部分点を拾う作戦に変更。計算2問と用語穴埋め2問はもぎ取れた。減損は理論計算ともに非常に簡単だった。大原のステップ1をやっていてよかったと思った。

<第4問>

形式が変わっていて驚いた。従来の理論のみの構成ではなく、平易な計算を絡めた出題。理論の内容も知識吐き出し型の問題となっていた。純資産、資産除去債務、ストックオプション圧縮記帳からの出題。

圧縮記帳は没問だとわかったため、課税の繰延べだけ簡単に説明して次へ。純資産の自己株式は理論で論ずれをした。ストックオプションは計算を間違えた。理論も基準集を参照せずに書いたた精度は低い。資産除去債務はよくできた。

<第5問>

連結総合問題、難しかった。ただ簡単な事業分離はできたからよかった。ブランクも作らなかったから52を割ることはないと思う。財務単体では52くらいかと。

 

会計学全体で52~55くらいかな。会計学で大ゴケしていないだけで御の字! 

企業法

問題全体を見て知らない論点がなく安心。丁寧に答案構成して書ききれば勝てると思った。第1問の取引認定は専断的行為で書いてしまったけど、その後の役員報酬の減額、株式交換、会計帳簿閲覧請求はLEC時代に勉強した内容だったためよくかけたと思う。

 試験終了時にガッツポーズしそうになった程手応えはある。専断的行為にどれだけ点がつくかわからないが、部分点がつけば科目合格はしていると思う。

まとめ

全体としては、1日目の不調を管理の計算と企業で挽回できているだろうと感じたためどちらかというと、合格寄りだと思う。なんとか合格していてほしい。

昨年とは異なり、かなりやりきった感、力を発揮できた感がある。多分問題が簡単になっていたから。

確かに緊張で腕が震えたりはしたけど、精神的ダメージはそこまでなく、とても晴れやかな気持ち。あとは11月の合格発表を待つのみ!