『ワーク・シフト-孤独と貧困から自由になる働き方の未来図』リンダ・グラットン
どうもブッダ先生です。
今日はキャリアを考える上で参考になる本を紹介します〜
紹介する本は・・・
『ワーク・シフトー孤独と貧困から自由になる働き方の未来図』
です。
2012年出版の書籍なのでまあまあ古いですね…
でも、この2020年においても有用な内容だと思ったので紹介することにしました。
ブッダ先生はキャリアを考える上で参考になりました。
全体の内容
今後、外部環境が大きく変化する。
↓
そんな中、幸せに働くために3つのシフトを実践する必要がある。
本の概要を一言で説明するとこうなるのですが、
では外部環境の変化とは何でしょうか?
3つのシフトって何でしょうか?
以下見ていきたいと思います。
未来を作る5つの変化
著者は今後加速度的に5つの変化が起こると言います。
①テクノロジーの進化
世界50億人がインターネットでつながる。メガ企業とミニ起業家の台頭。テクノロジーが人間の労働者に取って代わる。…など
②グローバル化の進展
24時間・週7日休まないグローバルな世界。人材輩出大国の台頭。都市化の進行と新たな貧困層の出現。バブルの形成と崩壊。…など
③人口構成の変化と長寿化
寿命が長くなる。ベビーブーム世代の一部が貧しい老後。国境を越えた移住の活発化。…など。
④社会の変化
家族のあり方の変化。女性の力が強くなる。バランス重視の生き方を選ぶ男性。大企業や政府に対する不信感が強まる。幸福感が弱まる。余暇時間が増える。…など。
⑤エネルギー・環境問題の深刻化
エネルギー価格の上昇。環境の影響により住居を追われる人が現れる。持続可能を重んじる文化の形成。…など。
働き方の3つのシフト
これらの変化に押しつぶされてしまうことなく、
幸せに働くために、著者は3つのシフトが必要だと言います。
第一のシフト:ゼネラリストから「連続スペシャリスト」へ
世界が一体化するため自分の差別化が重要になる
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そうである以上、
いくつかの専門技能を連続的に習得し自分ブランドを作る必要があるのです。
米津玄師さん、菅田将暉さん、大谷翔平さんなんかはまさに連続スペシャリストと言えるのではないでしょうか。
第二のシフト:孤独な競争から「協力して起こすイノベーション」へ
イノベーションと創造性の価値が高まる
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多様な人的ネットワークの重要性高まる
↓
そうである以上、
他の人たちとつながり合ってイノベーションを成し遂げる姿勢(共創)
に転換する必要がある。
↓
そのために形成すべき3つの人的ネットワーク
人的ネットワーク①:ポッセ
難しい課題に取り組む時、アドバイスと支援を与えてくれる少人数のブレーン集団
これを築くために必要な要素は、
・深い相互理解
・関心分野の共有
・互恵的関係
・人を引き付ける(難題に直面していることを積極的に発信する)
人的ネットワーク②: ビッグアイデアクラウド
イノベーションの源泉になるバラエティに富んだ大勢の知り合いのグループ。
これを構築するには、
・自分と違うタイプの人を人的ネットワークに取り込む。
・付き合いの面でカメレオン人間になる。
・「プル」戦略で向こうからアプローチしてもらう。
→自分の知的資産と専門性を広く知らしめる+アプローチ方法を明確にする
人的ネットワーク③:自己再生のコミュニティ
情緒面の安らぎを与えてくれる人間関係。バーチャルでは成り立たない。
これまでのように友情は自然に得られるものではなくなり、意識的に作って行くものになる。
これを築くのに必要な要素は
・住む場所を選ぶ
・仕事を選ぶ
→時間、ゆとり、モチベーション、希望を大事にすること
第三のシフト:大量消費から「情熱を傾けられる経験」へ
職業生活の質を評価する基準が大量消費から上質な経験に移る
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そうである以上、
際限なき消費に終始する生活を脱却し、情熱を持って何かを生みだす生活への転換が必要である。
具体的には?
消費に価値をおく考え方
私が働くのは、給料を受け取るため。その給料を使って、私はものを消費する。そうすることで私は幸せを感じる。
経験に価値を置く考え方
私が働くのは、充実した経験をするため。それが私の幸せの土台だ。
まとめ
「自分をレアキャラにすること」
「周りを巻き込んで価値を生み出していくこと」
「情緒面の安定に投資すること」
令和の時代を生き抜くヒントになるかもしれません。
激動の時代にブッダ先生の足跡を少しでも残していきたいものです。
そしていつの日か認知させるぞ!
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「ブッダ・シフト」を!
ではまた!