「プロフェッショナル原論」〜第二章〜
どうも、ブッダ先生です。
前回の記事を途中止めにしているので、今日はその続きから参りたいと思います。
「プロフェッショナル原論」第二章からです!
前回までのおさらい
プロフェッショナルとは、
高度な知識と技術によってクライアントの依頼事項を適えるインディペンデントな職業
でした。
そしてこの定義に直接明記されていないが重要だったのが、
要件④公益に奉仕するという使命感
要件⑤自らに厳しい掟を課す自律心<pick up>
でした。
この要件⑤の厳しい掟については後で説明するよと言っていましたね。
では早速「プロフェッショナルの掟」について見ていきましょう。
プロフェッショナルの掟
著者曰く、この「掟」こそがまさにプロフェッショナリズムの核心であるという。
プロフェッショナルの掟とはプロフェッショナル業界での行動規範や価値基準のことらしい。具体的には以下の5つ。
なお、通常のサラリーマンと違ってプロフェッショナルは職業上の使命や求められる行動原則が大きく異なるため、プロフェッショナルの世界の掟は通常の常識とは大きく異なるよ。
1. Client interest first(顧客利益第一)
最重要規範。プロフェッショナルの仕事はクライアントの利益に貢献することが目的であり、ファームや自分自身の利益を優先してはならないと言うこと。
大事なのは、真に顧客にとってどの選択が利益になるか考えて提言することである。決して顧客迎合的になってはならない。
なぜ最重要規範なのか?
・プロフェッショナルの知識・技術はクライアントより圧倒的に勝っている。
・プロフェッショナルに対してクライアントは言いなりにならざるをえない。
↓
もしCliant interest firstが守られないならば公益が害される。
↓
プロフェッショナルの定義(要件④公益に奉仕する使命感)を欠く
↓
プロフェッショナルの存立基盤が揺らぐ
↓
極めて厳しい掟が必要。Cliant interest firstは最重要規範。
2. Output oriented(成果思考)
仕事を引き受けたからには必ず結果を出すということ。
プロセスは関係なく「結果がすべて」。
仕事を選ぶ権利を有するのに対し、一度引き受けた仕事については絶対に結果を出すという義務を追っているのである。
例えば、医者の仕事は病名を突き止めることではない。最適な薬を処方し患者が治癒して初めて仕事を完遂したことになる。
3. Quality conscious(品質追求)
仕事の品質については「世界最高水準」を目指せというもの。
ここがプロフェッショナルの腕の見せ所でありプライドをかけて追求すべきとのこと。
4. Value based(価値主義)
これはバリューを最大化することを最優先させるという掟である。
この考え方では顧客利益を追求するためならコストは問わない。
それは、顧客利益の最大化が仕事の目的だからである。
5. Sense of ownership(全権主義)
他人をあてにせず仕事は全部自分でやる。そして責任もすべて負うという掟である。
全て決め、全てやり、全て負う
まとめ
第二章ではプロフェッショナルの掟についてまとめました。
ブッダ先生的には聞いたことある話が多かったけど、
実際にするのはなかなか大変だな〜と思いました。
プロフェッショナルファームでは、
「その結論はクライアントインタレストファーストに合致しているのか?」「その計画はヴァリューベースになっていないと思う。」「君の努力はわかるがセンスオブオーナーシップに欠けている。」
とかしょっちゅう耳にしたり口にするらしいよ。
横文字ばかりでとってもかっこいいね…
(エキスは吸収するけど使い方は鼻につくから真似しないでね。)
そしていつの日かつくるぞ!
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「ブッダの掟」を!
ではまた!