『プロフェッショナル原論』波頭亮 〜第一章〜
ご無沙汰しております、ブッダ先生です。
久しぶりのブログ更新となりました。
繁忙期を言い訳になかなか更新ができずにいました・・・(猛省)
紹介する本はこちら
本日紹介する本は「プロフェッショナル原論」です。
波頭亮さんという経営コンサルタントが、プロフェッショナルとはどうあるべきかを書いた本です。
弁護士や医者といった士業、経営コンサルタントの方の間では結構有名な本のようです。
ブッダ先生も公認会計士の卵でありますからこの本から何か一つでも吸収できたらいいなと思います。
でははじめに、著者の波頭亮さんの略歴となぜこの本を書いたのか見ていきましょう。
誰が書いた本?
著者は波頭亮(はとうりょう)さんです。
現在は会社経営を行っているようです。
戦略系コンサルティングの第一人者として活躍し続けている方のようです。
なんで書こうと思ったのか?
本のあとがきに執筆に至った経緯が書いてありました。要約すると次の二点です。
①現代のプロフェッショナル業界に対する問題意識・危機感を感じたから
②現在のプロフェッショナル達に自信とモチベーションを取り戻してもらうため
この辺りの内容は第五章に書かれています。
ブッダ先生、正直この本を読んでいて第四章まではなんか鼻につくし「ふーん」くらいにしか思っていませんでした。全然前のめりで読み進めることができませんでした…。結構聞いたことある話だったし…なんというかその…
自慢話・時代錯誤な内容も含まれていたので…
ただ、第五章を読んでモチベ上がりました。「プロフェッショナルとして頑張りたい」と思いました。(詳しくは第五章で!)
では、ざっと目次で本の全体像を見てみましょう〜
目次
第一章 プロフェッショナルとは
第二章 プロフェッショナルの掟
第三章 プロフェッショナルのルールと組織
→第一章〜第三章は教科書的な内容
プロフェッショナルとはこうあるべき!が書かれているよ<pick up>
第四章 プロフェッショナルの日常
→うーん、残念ながらここは自慢話・時代錯誤な気がするな…<pick up>
第五章 プロフェッショナル達へ
→ここがよかった。読むとモチベ上がるよ<pick up>
参考:読書中のブッダ先生の心情の変化
では印象に残った点をpick upしていくよ!
プロフェッショナルとは
著者が考えるプロフェッショナルとは、
一言で表すならば、「高度な知識と技術によってクライアントの依頼事項を適えるインディペンデントな職業」と定義することができる
だそうだ…
一言で表すとよくわからないから分解するよ。
ちなみにこの本では隠れた要件である要件④⑤が特に重要だと繰り返し言及されているよ。
要件①極めて高度な知識・技術
通常一般の人では全く及ばない水準の、長年の修練によってようやく身につけることができるような高度で専門的な知識や技術でなければならない。
要件②クライアントの問題解決
プロフェッショナルの仕事は特定のクライアント(顧客・依頼人)から特定の依頼事項を解決してあげると言う形式をとる。案件型の仕事。
要件③インディペンデントな立場
会社や組織に属さないフリーの立場。仕事においては、
誰の命令も受けず、誰にも管理されず、自分の主人は自分自身であるという意味。
↓
問題解決を自己完結できるということ。
要件④公益に奉仕するという使命感(重要)
世のため人のためという公益に寄与することを唯一の動機として働かなくてはならないということだよ。自らの能力を個人の利益のために行使するならばそれはプロフェッショナルとは呼べず、有能なビジネスマンまたは腕の良い技術屋でしかないとのこと。
過去に書いたことがあるけど、ブッダ先生が学生の頃NPOで出会ったコンサル出身の方々は自らのスキルを社会課題解決のために使っていたんだ。年収が半分になったとしてもね。まさに要件④を体現しているね。
要件⑤自らに厳しい掟を課す自律心(重要)
でも人間誰しも高度な知識や技術を持っていたら、それを使ってお金儲けをしたいとか、社会的にのし上がりたいとか思う。こればかりは仕方ない。
(ブッダ先生は毎月の給料日を楽しみにしているな…)
だからこそプロフェッショナルには厳しい掟を自らに課す自律心が要件とされているよ。掟の内容については後で詳しく解説するよ。
プロフェッショナルという職業の魅力
なんか厳しい要件があるプロフェッショナルだけど、
そんなプロフェッショナルという職業には4つの魅力があると著者は言っているよ。
魅力①自由:自らの意思で仕事を選べる自由
問題解決を自己完結できる(インディペンデント性)
↓
どの仕事をやるかやらないかを決める権利は自分自身にある。
↓
自らの意思で仕事を選べる(自由)
魅力②安心:組織に属さなくても仕事ができる安心
・問題解決を自己完結できる(インディペンデント性)
・公益に寄与する汎用性の高い知識・技術
↓
特定の会社や組織に属さなくても社会に必要とされる価値創出が可能
↓
組織にしがみついていなくても、どこでも生きていけるという安心感
魅力③自尊(誇り)
社会的に意義のあるレベルの高い仕事を一人で達成できる(インディペンデント性)
↓
仕事内容と職業人としての自分自身に強い誇りを持つことができる
魅力④社会からの敬意
問題解決が公益に寄与することにつながる
↓
社会から尊敬・感謝される
魅力⑤お金の呪縛から解放される
プロフェッショナルは仕事を通じて自己実現・社会の承認という高次欲求の充足が可能
↓
経済的なメリットに執着しなくても幸せ
↓
お金の呪縛から解放される
参考:プロとプロフェッショナルの違い
一旦ここまでにするよ
ブッダ先生は要約力がないようです。
軽く原稿用紙6枚分の分量を超えてきて長くなってきたので…
一旦ここで切り上げるよ。
続きは次回をお楽しみに。
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頑張って第五章までかくぞ!
ではまた!